経済指標の比較の基準

 

経済指標の比較の基準を知っておこう

経済指標の比較の基準として、前月比と前年同月比があります。これもニュースなどで聞いたことがあると思います。経済指標の景気動向に対する動き方として、先行して動くものは景気の先行きの予兆として、一致して動くものは景気の現状を示すものとして、遅れて動くものは少し前の景気を示しているものとして、考えられています

他に、経済には季節変動が影響しています。冬には暖房のために石油の消費が増えたり、夏のお盆の時期には帰省などで旅行する人が増えたりなど、気候や風習などは経済活動に影響を与えています。これらの特徴を考慮して比較をしなければ、正確な比較はできません。

そういう点から前年同月比の比較は、季節変動の影響を受けにくい比較といえます。しかし、気候はその年ごとに特殊な要因で変動しますので、比較するのに最適とはいえません。

そのために季節調整というものがあります。前月比経済指標には、「現数値」と「季節調整値」が表示されています。季節調整値とは、季節変動を除去した数字であるため、比較が正確なものになります。

他に、経済指標の金額表示には、名目値と実質値というものがあります。どの国の経済生活も、名目の時価で行われていますが、物価の大きな上昇や下落のときには名目の数字だけでは、経済動向は読み取れません。実質値とは、名目値から物価の影響を除いた数字のことです。これにより、正確な経済動向が読み取れます。